2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
【4:7】『彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言った。「行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」』 油が器のある限り注がれましたから、そのことを預言者の妻はエリシャに報告しました。…
【4:5~6】『そこで、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言った。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に…
【4:3~4】『すると、彼は言った。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。家にはいったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいに…
【4:2】『エリシャは彼女に言った。「何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」彼女は答えた。「はしための家には何もありません。ただ、油のつぼ一つしかありません。」』 妻の夫である預言者は『主を恐れて』いたので、エ…
【4:1】『ところが、貸し主が来て、私のふたりの子どもを自分の奴隷にしようとしております。』 死んだ預言者の妻がエリシャに叫んだのは、負債のことで悩みが生じたためでした。『貸し主が来て』『ふたりの子どもを自分の奴隷にしようとして』いたのです…
【4:1】『預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言った。「あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは、主を恐れておりました。』 エリシャには『しもべである』『預言者のともがら』がいました。ところが、そ…
【3:27】『このため、イスラエル人に対する大きな怒りが起こった。それでイスラエル人は、そこから引き揚げて、自分の国へ帰って行った。』 イスラエル王たちが攻めてきたため、王の長男が犠牲に捧げられるという悲劇となりました。もしイスラエルがいな…
【3:27】『そこで、彼は自分に代わって王となる長男をとり、その子を城壁の上で全焼のいけにえとしてささげた。』 もうモアブの敗北は決定的な状況となっていました。『そこで』モアブ王は『自分に代わって王となる長男』を『城壁の上で全焼のいけにえと…
【3:26】『モアブの王は、戦いが自分に不利になっていくのを見て、剣を使う者七百人を引き連れ、エドムの王のところに突き入ろうとしたが、果たさなかった。』 イスラエル王たちが大いに攻めたので、『モアブの王は、戦いが自分に不利になっていくのを見…
【3:25】『ただキル・ハレセテにある石だけが残ったが、そこも、石を投げる者たちが取り囲み、これを打ち破った。』 『キル・ハレセテ』とはモアブの首都です。この首都『にある石だけが残ったが』と書かれているのは、つまりここだけまだ打ち破られてい…
【3:25】『さらに、彼らは町々を破壊し、すべての良い畑にひとりずつ石を投げて石だらけにし、すべての水の源をふさぎ、すべての良い木を切り倒した。』 先に神が言っておられた通りのことが、全て行なわれました。モアブがこのようになるのは実に悲惨で…
【3:24】『イスラエルは立ってモアブを打った。モアブはイスラエルの前から逃げた。それで、イスラエルは攻め入って、モアブを打った。』 モアブの思いと異なり、イスラエルの陣営は全く悲惨になっていませんでした。このため、『イスラエルは立ってモア…
【3:24】『彼らがイスラエルの陣営に攻め入ると、』 モアブはイスラエルの陣営が悲惨な状態になっていると思い込んでいましたから、そこに攻め入ります。この時のモアブは非常に勢いがあったと思われます。何故なら、王たちさえ切り合っているならば、そ…
【3:23】『言った。「これは血だ。きっと王たちが切り合って、同士打ちをしたに違いない。さあ今、モアブよ、分捕りに行こう。」』 モアブ人は、イスラエル王たちのいる場所に水があるなどと思いもしません。そこに水が無かったからこそ、イスラエル王た…
【3:22】『彼らが翌朝早く起きてみると、太陽が水の面を照らしていた。モアブは向こう側の水が血のように赤いのを見て、』 モアブ人たちが『翌朝早く起きてみると』と言われているのは、戦いの準備を整えた前日からのことです。古代の夜は戦えませんでし…
【3:21】『よろいを着ることのできるほどの者は全部、呼び集められ、国境の守備についた。』 イスラエル王たちが攻め入って来たのですから、当然ながらモアブとしては応戦するため準備を整えねばなりません。このため、モアブで『よろいを着ることのでき…
【3:21】『モアブはみな、王たちが彼らを攻めに上って来たことを聞いた。』 神がイスラエル王たちのモアブに対する勝利を約束されたのですから、イスラエル王たちはモアブに攻め入りました。そのことを『モアブはみな』聞きました。それは恐らく偵察によ…
【3:20】『なんと、水がエドムのほうから流れて来て、この地は水で満たされた。』 主が約束された通り、朝の捧げ物の頃になると『水がエドムのほうから流れて来』ました。それは先に見た通り、『風も見ず、大雨も見ないのに』でした。神の素晴らしい奇跡…
【3:20】『朝になって、ささげ物をささげるころ、』 『朝になって』とは、イスラエル王たちがエリシャにより神の御言葉を聞いてから後の朝です。王たちは御言葉を聞いてから夜に寝て、数時間が経過すると朝になったわけです。この『朝』は『ささげ物をさ…
【3:19】『すべての良い木を切り倒し、すべての水の源をふさぎ、すべての良い畑を石ころでだいなしにしよう。」』 イスラエル王たちは、すぐ前に見たことに加え、更にモアブに対して働きかけをします。まずイスラエル王たちは、モアブにある『すべての良…
【3:19】『あなたがたは、城壁のある町々、りっぱな町々をことごとく打ち破り、』 モアブ国の町々は、『城壁』があり『りっぱ』でした。『城壁』は敵から自分たちを守るためにあり、『りっぱ』であるのは財力の高さを示しています。しかし、イスラエル王…
【3:18】『これは主の目には小さなことだ。主はモアブをあなたがたの手に渡される。』 溝に水が風も大雨も見ないのに溢れるというのは、人間からすれば実に大きいことでしょう。しかし、それは『主の目には小さなこと』でした。神と人間の思いまた感覚は…
【3:17】『主がこう仰せられるからだ。『風も見ず、大雨も見ないのに、この谷には水があふれる。あなたがたも、あなたがたの家畜も、獣もこれを飲む。』』 イスラエル王たちが谷に掘った溝に、神は『水があふれる』ようにされます。それは『風も見ず、大…
【3:16】『「主はこう仰せられる。『この谷にみぞを掘れ。みぞを掘れ。』』 エリシャは神からの御言葉を告げ、イスラエル王たちがそこにいる場所の谷で溝を掘るよう命令されました。これは、すぐ後ほど見る通り、その溝に神が水を満たして下さるからです…
【3:15~16】『しかし、今、立琴をひく者をここに連れて来てください。」立琴をひく者が立琴をひき鳴らすと、主の手がエリシャの上に下り、彼は次のように言った。』 イスラエル王たちの求めを聞き入れることにしたエリシャは、『立琴をひく者』を連れ…
【3:14】『エリシャは言った。「私が仕えている万軍の主は生きておられる。もし私がユダの王ヨシャパテのためにするのでなかったなら、私は決してあなたに目も留めず、あなたに会うこともしなかったでしょう。』 エリシャは、イスラエル王の求めを聞き入…
【3:13】『すると、イスラエルの王は彼に言った。「いや、主がこの三人の王を召されたのは、モアブの手に渡すためだから。」』 エリシャから求めを拒まれたイスラエルの王でしたが、それでも求めることをイスラエルの王は止めませんでした。ここでヨラム…
【3:13】『あなたの父上の預言者たちと、あなたの母上の預言者たちのところにおいでください。」』 エリシャはヨラム王の求めを退け、父母の預言者たちのもとへ行けばいいと述べました。『父上の預言者たち』とはアハブに都合の良いことだけを言うアハブ…
【3:13】『エリシャはイスラエルの王に言った。「私とあなたとの間に何のかかわりがありましょうか。』 イスラエル王と会ったエリシャは、自分と王には何の関係も無いと述べました。確かにエリヤとヨラムには何も関係がありませんでした。何故なら、神と…
【3:12】『ヨシャパテが、「主のことばは彼とともにある。」と言ったので、イスラエルの王と、ヨシャパテと、エドムの王とは彼のところに下って行った。』 ヨラム王の家来からエリシャのことを聞いたヨシャパテは『主のことばは彼とともにある。』と言い…