聖書の学び

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Ⅰ列王記5:5~6(2023/08/12)

【5:5】
『今、私は、私の神、主の名のために宮を建てようと思っています。主が私の父ダビデに『わたしが、あなたの代わりに、あなたの王座に着かせるあなたの子、彼がわたしの名のために宮を建てる。』と言われたとおりです。』
 もう宮を建てるべき時期が訪れたので、ソロモンは宮を建てようとしていました。それは計画途中などではありませんでした。ソロモンは、もうすぐにも宮を建てようとしていたのです。しかも、ソロモンは本当に心から主のため宮を建てようとしていたはずです。見せかけとか偽りから建てようとはしなかったはずです。ソロモンが宮を建てるのは、しっかりと根拠がありました。それは神がソロモンの父ダビデに「『わたしが、あなたの代わりに、あなたの王座に着かせるあなたの子、彼がわたしの名のために宮を建てる。』と言われた」からです。ソロモンは自分自身から勝手に宮を建てようとしたのではなかったのです。それゆえ、ソロモンによる神殿建設は御心に適いました。もしソロモンが宮を建てようとしなければ、それこそ神の御心に適わないことでした。

 

【5:6】
『どうか、私のために、レバノンから杉の木を切り出すように命じてください。私のしもべたちも、あなたのしもべたちといっしょに働きます。私はあなたのしもべたちに、あなたが言われるとおりの賃金を払います。ご存じのように、私たちの中にはシドン人のように木を切ることに熟練した者がいないのです。』
 神の宮は木材により作られます。宮は鉄骨製ではありませんでした。しかし、イスラエルには『木を切ることに熟練した者がいない』のでした。このため、ソロモンはヒラムが『レバノンから杉の木を切り出すように命じて』くれるよう求めます。木を切り出す際、ソロモンは自分の僕たちを遣わして働かせるつもりでした。またソロモンは木を切るヒラムの僕たちに『賃金を払』うと言っています。つまり、ソロモンはヒラムに協力を要請したのです。このような協力は、ダビデがヒラムと友情を持っていたからこそ、頼めたことだったかもしれません。ここで『レバノン』と言われているのは、ツロの北東にあるレバノン山とその付近のことです。この『レバノン』は力強い杉の木で有名でした。旧約聖書ではこのレバノンについて言及されている箇所が多くあります。またそこにいた『シドン人』は、イスラエル人と異なり、『木を切ることに熟練した者』がいました。人は地域ごとに得意とする分野がそれぞれ異なるものなのです。それゆえ、ソロモンがそうしたように、自分たちの持たない特質を持つ人々に頼るというのは、有益であり、愚かなことではありません。