聖書の学び

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Ⅰ列王記5:13~14(2023/08/17)

【5:13~14】
『ソロモン王は全イスラエルから役務者を徴用した。役務者は三万人であった。ソロモンは彼らを一か月交替で、一万人ずつレバノンに送った。すなわち、一か月はレバノンに、二か月は家にいるようにした。役務長官はアドニラムであった。』
 ソロモンは早速、宮の建設に取り掛かることとしました。まず最初に行なうのは木を伐り出すことです。木が無ければ、宮を建てられないからです。このため、ソロモンはまずヒラムに木のことで頼んだわけです。ソロモンは『全イスラエルから役務者を徴用』しました。彼らはレバノンに行って木を伐り出す労働者たちです。ソロモンが集めた役務者は『三万人』でした。ソロモンは、この3万人を1万人ずつ3つのグループに分け、それぞれ『一か月交替で、一万人ずつレバノンに送った』のです。3つに分けられたグループをA、B、Cとし、4月から仕事が始まるとしましょう。すると、このようになります。まずAのグループが4月にレバノンで働き、それから5月と6月は休み、7月になればまたレバノンで働きます。Bのグループは5月から働き始め、6月と7月は休み、8月になるとまたレバノンに行って働きます。Cのグループは6月から働き、7月と8月は休み、休んでから9月になると再びレバノンで働きます。このようなサイクルが仕事の完了時までずっと繰り返されるわけです。このような働き方は実に特徴的です。ソロモンはどうしてこのようなやり方をしたのでしょうか。恐らくソロモンは、効率化を求めたのかもしれません。つまり、1か月間に全力を出させるため、2か月間は休ませることにしたのかもしれません。またこのようにしたのは象徴的な意味を持たせようとした可能性もあります。というのも、3万人を3つのグループに分けて3か月ごとにそれぞれを割り振るというのは、数字の「3」だからです。聖書で「3」は強調の意味を持ちますから、ソロモンはこの仕事を象徴的に強調させようとしたのかもしれません。いずれにせよ、ソロモンがどうしてこのようなやり方をしたのか、私たちははっきりと知ることができません。しかし、当時のことをあまり知らない私たちには分からない何か幸いな理由があったのでしょう。ソロモンは神の知恵を持っていたのですから、知恵に基づいてこのようなやり方をしたはずです。もしこのようなやり方が愚かであれば、聖書はその愚かさを指摘していたかもしれません。

 

 知恵者ソロモンはこのようなやり方をしましたが、私たちもこのようなやり方に倣うべきでしょうか。あらゆる場合に何であれこのようなやり方をするというのは、あまりにも思慮が無さ過ぎるでしょう。このようにするのが適切で有益な場合に限り、このようなやり方をするのが良いでしょう。ソロモンもこの時はこのようなやり方が良かったので、このようにしたはずなのです。知恵者ソロモンが意味もなくこのようなやり方をしたはずはありません。何故なら、知恵とは的確に何かを識別したり行なったりする精神的な働きのことだからです。