【8:18~19】
『ところが、主は、私の父ダビデにこう仰せられた。『あなたは、わたしの名のために宮を建てることを心がけていたために、あなたはよくやった。あなたは確かに、そう心がけていた。しかし、あなたがその宮を建ててはならない。あなたの腰から出るあなたの子どもが、わたしの名のために宮を建てる。』』
ダビデは出来るならば何とかして宮を建てたいと強く思っていました。その志は神の御心に適いました。何故なら、宮が建てられるのは神の御心だったからです。つまり、ダビデは非常に幸いなことを願っていたのです。神がダビデに『あなたは、わたしの名のために宮を建てることを心がけていたために、あなたはよくやった。』と言われた通りです。しかし、神はダビデに宮を建てさせられませんでした。何故なら、ダビデは戦いで多くの人の血を流していたからです。たとえ戦争で合法的に人を殺したにしても、多くの血に濡れたダビデが宮を建てるのは相応しくありませんでした。それというのも宮に住まわれるのは『平和の神』であられるからです。もしダビデが何も血を流していなかったとすれば、ダビデは宮を建てるに相応しい人物でした。このようにダビデは血を流したからこそ建てることが出来なかったのであり、ダビデその人は本来的に宮を建てるため用いられることが可能な人物でした。しかし、ダビデでは難しくなっていたので、神はダビデに対し『あなたの腰から出るあなたの子どもが、わたしの名のために宮を建てる。』と言われたのです。ソロモンであればダビデのように血を流してはいませんでしたから、宮を建てるに相応しかったのです。ソロモンすなわち「平和」という彼の名前も、平和の神が住まわれる宮を建設する者として似合っています。平和の神が住まわれる宮は、平和な時代に平和の王によって建てられるべきだからです。誰がこのことを疑うでしょうか。
【8:20】
『主は、お告げになった約束を果たされたので、私は父ダビデに代わって立ち、主の約束どおりイスラエルの王座に着いた。』
神は真実で正しい御方ですから、約束されたことを必ず果たされます。ですから、ソロモンはダビデに続いて『主の約束どおりイスラエルの王座に着いた』のです。既に見た通り、アブシャロムが王座に着くのは御心に適っていませんでした。