【18:41】
『それから、エリヤはアハブに言った。』
この時のアハブはカルメル山でエリヤと共にいました。何故なら、この戦いはイスラエルにとって非常に重要だったからです。それは、その言葉に飢饉がかかっているエリヤと戦うのだからです。ですから、もしアハブがカルメル山に行かなかったとすれば、アハブは王でありながらイスラエルとその民衆を蔑ろにしていたのです。しかし、そこまで間抜け者であるアハブではありませんでした。このアハブもバアルを崇拝していましたが、バアルの預言者たちのように殺されはしませんでした。これはアハブが神に立てられた正式な王だったからなのでしょう。たとえアハブのように不敬虔な王であっても、不敬虔だからというので勝手に殺すことはエリヤでさえ許されませんでした。もしそうするのであれば、エリヤはアハブに王権を付与された神を軽んじることとなるからです。しかし、バアルの預言者であればエリヤは殺すことができました。彼らはイスラエルにおいて死罪を犯していただけでなく、アハブのように王権を与えられていたのでもなかったからです。