聖書の学び

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Ⅰ列王記20:1(2024/07/06)

【20:1】
『彼の全軍勢を集めた。彼には三十二人の王と、馬と戦車とがあった。』
 ベン・ハダデは『全軍勢を集め』、戦いの準備をします。これは続く箇所から分かる通り、イスラエル王国を征服するためです。このような征服は、今に至るまで珍しくありません。『彼には三十二人の王』があったのは、つまりベン・ハダデが32人もの王たちを服従させていたことです。ベン・ハダデは多くの王たちを支配する王すなわち大王だったわけです。これほどの王たちを支配していたのは、ベン・ハダデがいかに強大だったかよく示しています。この時のアラムはかなり強い国でした。神がアラムを強くしておられたからです。このベン・ハダデは『馬と戦車』を持っていましたが、その数はかなりだったと思われます。古代において『馬と戦車』は強さの象徴でした。今で言えば戦闘機を多く所有しているようなものでしょう。

 

 このベン・ハダデに支配されていた王が『三十二人』だったのは、象徴的な意味を持っています。これからベン・ハダデがイスラエルの王アハブを服従させるならば、この32人は「33」人に増えます。聖書において「33」は清めや幸いな状態を意味します。ですから、ベン・ハダデが33人目としてアハブを服従させたならば、ベン・ハダデの征服における実績は彼にとって真に豊かなものとなるわけです。それゆえ、ここでは「33に至る直前の32」として32を解するべきです。パウロが言っている通り、『聖書はすべて神の霊感によるもの』です。このため、このような数字に象徴性が含まれている場合は決して珍しくありません。