【21:25~26】
『アハブのように、裏切って主の目の前に悪を行なった者はだれもいなかった。彼の妻イゼベルが彼をそそのかしたからである。彼は偶像につき従い、主がイスラエル人の前から追い払われたエモリ人がしたとおりのことをして、忌みきらうべきことを大いに行なった。』
アハブは、神をあからさまに『裏切って』いました。アハブは本来ならば神に忠実な態度で従うべきでした。神の民しかも王である神の民が、神に従おうとせず、寧ろ裏切る。これは実に酷いことなのです。このようなアハブは『主の目の前に悪を行な』いました。しかも、アハブのように悪を行なった者は『だれもいなかった』のです。つまり、アハブはこれまでのイスラエル王の中で最も邪悪だったわけです。これでは神から罰されたとしても文句は言えませんでした。
アハブの行なった悪として、ここでは『偶像につき従』ったことが言われています。アハブは神の民でありながら神に従わず偶像に従いました。これは何という忌まわしさでしょうか。これは『主がイスラエル人の前から追い払われたエモリ人がしたとおりのこと』でした。エモリ人がそれにより追い払われることとなった悪を、アハブも行なうとは何ということでしょうか。これはとんでもないことです。ですから、ここではその悪が『忌みきらうべきこと』だと言われています。しかも、それは『大いに』でした。『大いに』とは、悪い意味で酷過ぎたということです。これでは神から罰されたとしても自業自得なのです。
このようにアハブが悪に陥ったのは、『彼の妻イゼベルが彼をそそのかしたからで』した。つまり、もしイゼベルが存在していなければ、アハブはイゼベルからそそのかされていませんでしたから、このような悪に陥ることも無かったはずなのです。聖書が教えるように、夫と妻は『一心同体』です。このため、夫は妻から影響され作用されることから免れません。もし何の影響も作用も受けないとすれば、『一心同体』では無いのでしょうが、そのようなことはありません。それゆえ、アハブは妻イゼベルの唆しを通して大きな悪に陥ったわけです。