【22:30】
『そのとき、イスラエルの王はヨシャパテに言った。「私は変装して戦いに行こう。でも、あなたは、自分の王服を着ていてください。」こうして、イスラエルの王は変装して戦いに行った。』
『そのとき』とは、アラムとの戦争準備を整えている時でしょう。その時に、アハブは『変装して戦いに行こう』とします。これはアラム軍により殺されるのを避けるためでしょう。アラムが王であるアハブを狙うことぐらい、アハブにはよく分かっていたはずです。またアハブには、神からの刑罰を避けようとする思惑もあったと思われます。つまり、変装すれば敵に見つからないので、結果として神の刑罰を受けずに済むというわけです。このようにしてアハブは『変装して戦いに行』きました。しかし、アハブは霊的な事柄を弁えていませんでした。変装しようとも変装しなくとも、神の御心に適っていれば殺されず、御心に適っていなければ殺される、ということをです。ここにアハブの人間的な愚かさがありました。一方でアハブはヨシャパテに『自分の王服を着ていてください。』と求めます。どうしてアハブはヨシャパテに自分の王服を着るよう求めたのでしょうか。聖書にその理由は書かれていません。これはアラムにヨシャパテがイスラエルの王だと勘違いさせて殺させることで、自分は死を免れようとしたのかもしれません。邪悪なアハブですから、このように考えたとしても不思議なことはありません。