聖書の学び

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Ⅰ列王記22:36(2024/10/09)

【22:36】
『日没のころ、陣営の中に、「めいめい自分の町、自分の国へ帰れ。」という叫び声が伝わった。』
 『日没のころ』と書かれていますが、古代において『日没』は戦争を一時休止する時間帯でした。何故なら、『日没』には暗くなり、戦いにくくなるからです。暗い中で戦えば、味方を敵を勘違いして殺し合うことにもなりかねません。ですから、『日没』に戦いを休止するのは古代で一般的なことでした。その頃、『陣営の中に、「めいめい自分の町、自分の国へ帰れ。」』という声が響き渡りました。これはアハブがもう死んだからなのでしょう。ベン・ハダデの狙いはアハブを死なすことでしたから、アハブが死んだ以上、もう戦いは止むこととなったのです。ですから、イスラエル軍の誰かが解散の叫び声を出したのでしょう。その『叫び声』の主が誰だったかまでは分かりません。しかし、それは『叫び声』でしたから、陣営の大部分に鳴り響いたはずです。ここで『めいめい自分の町』と書かれているのは、兵士たちが住んでいた町のことです。『自分の国』と言われているのは、イスラエル王国の兵士がユダ王国の兵士と共に戦っていたからです。つまり、イスラエル王国の兵士はイスラエルに帰り、ユダ王国の兵士はユダに帰るべきだと言われたわけです。このような解散命令において、先に語られていた神の預言が成就しました。