【4:31】
『ゲハジは、ふたりより先に行って、その杖を子どもの顔の上に置いたが、何の声もなく、何の応答もなかったので、引き返して、エリシャに会い、「子どもは目をさましませんでした。」と言って彼に報告した。』
ゲハジはエリシャに仕える僕ですから、エリシャに命じられた通り、『ふたりより先に行って、その杖を子どもの顔の上に置いた』のですが、しかし『何の声もなく、何の応答もなかった』結果となりました。エリシャはこのようにさせれば奇跡により良い変化が生じると思ったのです。しかし、そのようになりませんでしたから、ゲハジは何も起きなかったことをエリシャに報告しました。エリシャは『神の人』でしたが、そのエリシャの持つ杖をゲハジに使わせるぐらいでは、神の働きによる奇跡はありませんでした。これはゲハジが『神の人』では無かったからでしょう。もしゲハジも『神の人』と呼ばれるような者であれば、この時に杖を子どもの顔に置くことで、その子は生き返っていたはずです。