【4:39~40】
『彼らのひとりが食用の草を摘みに野に出て行くと、野生のつる草を見つけたので、そのつるから野生のうりを前掛けにいっぱい取って、帰って来た。そして、彼は煮物のかまの中にそれを切り込んだ。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。彼らはみなに食べさせようとして、これをよそった。』
エリシャに命じられた通り、若い者の一人が『食用の草を摘みに野に出て行』き、『野生のうり』を多く取りました。しかし、それは食べられない植物でした。『彼らはそれが何であるか知らなかった』ため、『煮物のかまの中にそれを切り込ん』でしまいます。そして、それを食べるため、よそって皆の前に出します。このようにしたのはそれが何か知らない無知のためであり、悪意があったのではありませんから、仕方なかったのです。古代ローマ人は無知を毒であるとよく言いましたが、この時は無知が本当の毒を齎してしまいました。もし彼らが食べられない植物だと知っていれば、このように調理して出すことも無かったでしょう。