【5:3】
『その女主人に言った。「もし、ご主人さまがサマリヤにいる預言者のところに行かれたら、きっと、あの方がご主人さまのらい病を直してくださるでしょうに。」』
イスラエルから捕えられた若い娘は、ナアマンのらい病について知っていたでしょうが、『サマリヤにいる預言者』であれば直せるということを女主人に言いました。『サマリヤにいる預言者』とは誰を指して言ったのでしょうか。これはエリシャのことでしょう。そのような奇跡を行なえたのは、イスラエルの中で、エリシャだけだったはずだからです。この娘は『あの方』と個人を指して言っていますから、これはエリシャのことだったはずです。しかし、この娘はどうしてこのようなことを女主人に話したのでしょうか。純粋な善意からだったのでしょうか。それともエリシャが将軍という地位の高い者を癒すことで、イスラエルつまり神の民および彼らの主である神の名声が高められるようにしたかったのでしょうか。またはナアマンが良い状態になったことで捕えられた状態から解放してくれることを目指していたのでしょうか。実際はどうだったか分かりませんが、この3つのどれも可能性としては考えられるでしょう。いずれにせよ、このようにして女が預言者のことを話すのは御心でした。それはナアマンに関する話がこのようにして聖書で書き記されるためでした。