聖書の学び

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Ⅱ列王記6:28~29(2025/06/24)

【6:28~29】
『それから王は彼女に尋ねた。「いったい、どうしたというのか。」彼女は答えた。「この女が私に『あなたの子どもをよこしなさい。私たちはきょう、それを食べて、あすは私の子どもを食べましょう。』と言ったのです。それで、私たちは、私の子どもを煮て、食べました。その翌日、私は彼女に『さあ、あなたの子どもをよこしなさい。私たちはそれを食べましょう。』と言ったのですが、彼女は自分の子どもを隠してしまったのです。」』
 王は女に何かしてやれると思えませんでしたが、しかし女の話をまだ何も聞いていませんでした。何も話を聞いていないのに、何もできないと決めつけるのは、あまり相応しいとは言えないでしょう。ですから、王は『いったい、どうしたというのか。』と言って、女の事情を聞くことにしました。すると、その女は自分の子を煮て別の女と一緒に食べたことについて話します。こうでもしない限り、餓死して死んでしまう状況があったのです。ですから、こうなったのは仕方ない面もありました。しかし、そもそもこのような状態に陥ったのは、イスラエルの罪が原因です。もし罪が犯されていなければ、このような状況が生じることも決して無かったでしょう。この女が子どもを煮て食べた日の翌日は、もう一人の女の子を食べることになっていました。この女は、もう一人の女も自分の子どもを食べるため差し出すと言ったからこそ、自分の子どもを食べることに同意したはずです。ところが、翌日になるともう一人の女は自分の子どもが食べられないよう隠してしまいました。これではこの女が憤っても当然だったでしょう。もう一人の女も自分の子どもを差し出すのが、この時の状況から考えれば、相応しいことだったのです。この女は憤ったでしょうが、もう一人の女に復讐したりすれば、体力と精神を消耗するばかりだったはずです。隠された子どもを探すにしても、無駄に力を使うばかりとなりかねません。ですから、どうしようもなくなったため、この女は王に助けを求めたわけなのです。