【9:14】
『こうして、ニムシの子ヨシャパテの子エフーは、ヨラムに対して謀反を起こした。』
エフーがイスラエル王ヨラムに反逆したのは、アハブ家に対して神が呪いを注がれるからでした。エフーは、神が用いられる復讐の道具また武器です。神はこのエフーという剣を、アハブ家に対して振り回されるのです。もしアハブ家に罪が無かったとすれば、このようにエフーが謀反を起こすこともなかったでしょう。もし起こしたとしても、その謀反は効果を出さなかったことでしょう。このように神は罪に対して罰を注がれる御方です。そのような罰により、王や王家は打倒されるものなのです。ですから、王権や地位をそのままに保ちたければ、何としても罪を避けねばならないことが分かるのです。