聖書の学び

聖書の学び

Ⅰ列王記15:10(2024/04/03)

【15:10】
『彼の母の名はマアカといい、アブシャロムの娘であった。』
 アサの母は『マアカ』であり、『アブシャロムの娘で』した。先に見たアサの父アビヤムも、このマアカが母でした(Ⅰ列王記15:2)。父アビヤムの母を子アサも持つというのは、どういうわけなのでしょうか。これの答えは一つしかありません。すなわち、アビヤムは自分の母と近親相姦をしたのです。そうしてアビヤムと母マアカに生まれた子が、このアサだったというわけです。このような近親相姦は聖書で禁じられています。それは非常に罪深いことです。このような近親相姦に多くの人は驚くかもしれませんが、しかし実際にそのようなことが行なわれたのです。何故なら、アビヤムの心は主と一つになっていなかったからです(Ⅰ列王記15:3)。心が主と一つになっていなければ、そのような人は御心に適わない罪深き行為を何の抵抗もなく犯すことにもなりましょう。そのような罪深き行為の一つとして近親相姦がされたとしても何か不思議なことはありません。