聖書の学び

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Ⅰ列王記15:8~10(2024/04/02)

【15:8~10】
『彼の子アサが代わって王となった。イスラエルの王ヤロブアムの第二十年に、ユダの王アサが王となった。彼はエルサレムで四十一年間、王であった。』
 先に見た通り、南王国ユダは世襲制の国でしたから、アビヤムが死んでから、『彼の子アサが代わって王とな』りました。この『アサ』はユダにおける第3代目の王であり、サウルから数えればユダヤにおける6代目の王となります。アサは『イスラエルの王ヤロブアムの第二十年に』王となりましたが、既に20年も王職に就いているヤロブアムからすればまだまだ初心者の王に見えたかもしれません。ここでの「20」(年)という数字に象徴性は全くありません。このアサは『エルサレムで四十一年間、王で』した。これは王としてはかなり長い期間です。神がこれだけ長い間、彼を王としてユダに立てておられたのです。この「41」(年)という数字に象徴性はありません。これが「40」か「42」であれば、象徴性があったかもしれません。もし「40」年であれば、それは十分な期間だったことを示していたかもしれません。もし「42」年であれば、短い期間もしくは少しだけにしか感じられない期間だったことを示していたかもしれません。しかし、「41」は聖書で全く特別な意味を持っていない数字です。