聖書の学び

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Ⅰ列王記

Ⅰ列王記:了(2024/10/30)

「Ⅰ列王記」の巻は、ここまでとなります。この巻は、その名が示す通り、歴代のユダヤ王たちにおける記録を書き記した内容でした。しかし、それは神が書き記された内容ですから、単なる歴史書とは違っています。これは聖なる歴史の書なのです。ですから、この…

Ⅰ列王記22:53(2024/10/29)

【22:53】『イスラエルの神、主の怒りを引き起こした。』 アハズヤの邪悪な歩みは、『主の怒りを引き起こし』ました。アハズヤは罪を犯すことで、御心に適わない歩みをしたからです。アハズヤは王でしたが、アハズヤは自分の僕が命令通りにしなければ、…

Ⅰ列王記22:52~53(2024/10/28)

【22:52~53】『彼は主の目の前に悪を行ない、彼の父の道と彼の母の道、それに、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤロブアムの道に歩んだ。すなわち、彼はバアルに仕え、それを拝み、彼の父が行なったと全く同じように行なって、』 アハズヤは堕落…

Ⅰ列王記22:51(2024/10/27)

【22:51】『アハブの子アハズヤは、ユダの王ヨシャパテの第十七年にサマリヤでイスラエルの王となり、二年間、イスラエルの王であった。』 アハブが死ぬと、その『子アハズヤ』が新しいイスラエル王となりました。このアハズヤはイスラエルにおける第8…

Ⅰ列王記22:50(2024/10/26)

【22:50】『その子ヨラムが代わって王となった。』 ヨシャパテが死ぬと、ユダ王国では『その子ヨラムが代わって王とな』りました。このヨラムの治世はヨシャパテの半分ぐらいの期間であり、ユダ王国の王としては短いほうです。ヨラム時代に活動していた…

Ⅰ列王記22:50(2024/10/25)

【22:50】『ヨシャパテは彼の先祖たちとともに眠り、先祖たちとともに父ダビデの町に葬られた。』 こうしてヨシャパテは死ぬこととなりました。彼が何歳の時に、またどのようにして死んだのかは、何も書かれていません。彼が葬られた『ダビデの町』はベ…

Ⅰ列王記22:49(2024/10/24)

【22:49】『そのとき、アハブの子アハズヤはヨシャパテに、「私の家来をあなたの家来といっしょに船で行かせましょう。」と言ったが、ヨシャパテは承知しなかった。』 ヨシャパテの船団が難破した事故は、かなり大きな知らせになったと思われます。それ…

Ⅰ列王記22:48(2024/10/23)

【22:48】『ヨシャパテはタルシシュの船団をつくり、金を得るためにオフィルへ行こうとしたが、行けなかった。船団がエツヨン・ゲベルで難破したからである。』 『オフィル』とは、金の産出で非常に有名な場所でした。『オフィルの金もこれに優らない。…

Ⅰ列王記22:47(2024/10/22)

【22:47】『そのころ、エドムには王がなく、守護が王であった。』 ヨシャパテが王であった頃、エドムの国には王が存在しませんでした。『エドム』とはエサウの子孫たちの国であり、エドムとはすなわちエサウのことです。エドムの国は死海の南に広がって…

Ⅰ列王記22:46(2024/10/21)

【22:46】『彼は、父アサの時代にまだ残っていた神殿男娼をこの国から除き去った。』 ヨシャパテが王になるまで、ユダ王国にはまだ『神殿男娼』が残っていました。この神殿男娼とは、神殿の場所にいて、聖なる口実を設けて事に及ぼうとする腐った者ども…

Ⅰ列王記22:45(2024/10/20)

【22:45】『ヨシャパテのその他の業績、彼の立てた功績とその戦績、それはユダの王たちの年代記の書にしるされているではないか。』 『ヨシャパテのその他の業績』とは、聖書で書かれていないヨシャパテが為した業績のことです。それがどれぐらいあった…

Ⅰ列王記22:44(2024/10/19)

【22:44】『ヨシャパテはイスラエルの王と友好関係を保っていた。』 ヨシャパテがユダ王だった頃のイスラエル王はアハブでしたが、このアハブとヨシャパテは『友好関係を保ってい』ました。しかし、だからといってユダとイスラエルが一つになることはあ…

Ⅰ列王記22:43(2024/10/18)

【22:43】 『しかし、高き所は取り除かなかった。民はなおも、その高き所でいけにえをささげたり、香をたいたりしていた。』 ヨシャパテは全体として良い歩みをしましたが、『しかし、高き所は取り除』きませんでした。『高き所』とは、前にも述べた通…

Ⅰ列王記22:43(2024/10/17)

【22:43】『主の目にかなうことを行なった。』 ヨシャパテが『主の目にかなうことを行なった』と言われているのは、彼が神の戒めに沿って歩んだということです。これはヨシャパテの『父アサ』もそうでした。このようにするのは神の喜ばれる御心に適った…

Ⅰ列王記22:43(2024/10/16)

【22:43】『彼はその父アサのすべての道に歩み、その道からそれることなく、』 ヨシャパテは邪悪なアハブと異なり、全体的に健全な態度を保つ王でした。ですから、『彼はその父アサのすべての道に歩み』ました。『アサ』も全体的に健全な態度を持つ王で…

Ⅰ列王記22:41~42(2024/10/15)

【22:41】『アサの子ヨシャパテがユダの王となったのは、イスラエルの王アハブの第四年であった。』 『アサの子ヨシャパテ』は、ユダ王国における第4代目の王です。サウルから数えれば第7代目となります。このヨシャパテは『イスラエルの王アハブの第…

Ⅰ列王記22:40(2024/10/14)

【22:40】『アハブは彼の先祖たちとともに眠り、その子アハズヤが代わって王となった。』 アハブが死んでから次のイスラエル王はアハブの『子アハズヤ』となりました。このアハズヤは、北王国イスラエルにおける第8代目の王であり、サウルから数えれば…

Ⅰ列王記22:39(2024/10/13)

【22:39】『アハブのその他の業績、彼の行なったすべての事、彼が建てた象牙の家、彼が建てたすべての町々、それはイスラエルの王たちの年代記の書にしるされているではないか。』 『アハブのその他の業績』とは、聖書で書かれていないアハブの業績でし…

Ⅰ列王記22:38(2024/10/12)

【22:38】 『すると、犬が彼の血をなめ、遊女たちがそこで身を洗った。主が語られたことばのとおりであった。』 アハブの戦車が池で洗われた時、犬がアハブの血を舐めました。アハブの死体から血を舐めたのではありません。何故なら、アハブの死体はサ…

Ⅰ列王記22:38(2024/10/11)

【22:38】『それから、戦車をサマリヤの池で洗った。』 アハブの『傷から出た血は戦車のくぼみに流れた』のですから、その戦車はアハブの血に染まっていたはずです。しかし、その血は悲惨と不名誉の紛れもない印でした。ですから、イスラエル人はその『…

Ⅰ列王記22:37(2024/10/10)

【22:37】『王は死んでからサマリヤに着いた。人々はサマリヤで王を葬った。』 アハブが生きたままサマリヤに着くことは出来ませんでした。アハブは死の罰を免れることがもしかしたら出来るかもしれないと考えていた可能性もあります。しかし、神はアハ…

Ⅰ列王記22:36(2024/10/09)

【22:36】『日没のころ、陣営の中に、「めいめい自分の町、自分の国へ帰れ。」という叫び声が伝わった。』 『日没のころ』と書かれていますが、古代において『日没』は戦争を一時休止する時間帯でした。何故なら、『日没』には暗くなり、戦いにくくなる…

Ⅰ列王記22:34~35(2024/10/08)

【22:34】『ところが、ひとりの兵士が何げなく弓を放つと、イスラエルの王の胸当てと草摺の間を射抜いた。』『そこで、王は自分の戦車の御者に言った。「手綱を返して、私を敵陣から抜け出させてくれ。傷を負ってしまった。」』 神の刑罰により致命傷を…

Ⅰ列王記22:34(2024/10/07)

【22:34】『ところが、ひとりの兵士が何げなく弓を放つと、イスラエルの王の胸当てと草摺の間を射抜いた。』 戦車隊長たちが引き返しましたから、アハブはもう死を免れるかとも思えたかもしれません。何故なら、このままであれば、アハブは変装している…

Ⅰ列王記22:32~33(2024/10/06)

【22:32~33】『すると、ヨシャパテは助けを叫び求めた。それで、戦車隊長たちは、彼がイスラエルの王ではないことを知ったとき、彼を追うことをやめ、引き返した。』 アラムの戦車隊長たちが戦おうと進んで来たため、『ヨシャパテは助けを叫び求め』…

Ⅰ列王記22:31~32(2024/10/05)

【22:31】『アラムの王は、自分の配下の戦車隊長たち三十二人に命じて言った。「兵や将校とは戦うな。ただイスラエルの王を目ざして戦え。」』 『アラムの王』であるベン・ハダデには、『配下の戦車隊長たち三十二人』がいました。この「32」(人)と…

Ⅰ列王記22:30(2024/10/04)

【22:30】『そのとき、イスラエルの王はヨシャパテに言った。「私は変装して戦いに行こう。でも、あなたは、自分の王服を着ていてください。」こうして、イスラエルの王は変装して戦いに行った。』 『そのとき』とは、アラムとの戦争準備を整えている時…

Ⅰ列王記22:28~29(2024/10/03)

【22:28】『ミカヤは言った。「万が一、あなたが無事に戻って来られることがあるなら、主は私によって語られなかったのです。」そして、「みなの人々よ。聞いておきなさい。」と言った。』 ミカヤを獄屋に入れよと命じたアハブに対し、ミカヤは尚も語る…

Ⅰ列王記22:26~27(2024/10/02)

【22:26~27】『すると、イスラエルの王は言った。「ミカヤを連れて行け。町のつかさアモンと王の子ヨアシュのもとに下がらせよ。王が『この男を獄屋に入れ、私が無事に帰って来るまで、わずかなパンと、わずかな水をあてがっておけ。』と命じたと言…

Ⅰ列王記22:24~25(2024/10/01)

【22:24】『すると、ケナアナの子ゼデキヤが近寄って来て、ミカヤの頬をなぐりつけて言った。「どのようにして、主の霊が私を離れて行き、おまえに語ったというのか。」』 ミカヤの発言を聞いたゼデキヤは、その発言を不快に思いました。何故なら、その…