聖書の学び

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Ⅰ列王記15:16(2024/04/07)

【15:16】
『アサとイスラエルの王バシャとの間には、彼らの生きている間、争いがあった。』
 アサはイスラエル王バシャと、ずっと対立し続けていました。ユダ王とイスラエル王が対立しているという状態は、これまでの王たちと全く変わりがありませんでした。神が、ユダとイスラエルの間に対立を置いておられました。ですから、誰もその対立を解消させることはできませんでした。神が置かれたのであれば、誰がそれを取り去ることなどできるでしょうか。ソロモンの堕落に対する呪いが続くため、ユダとイスラエルは対立し続けているべきでした。もしユダとイスラエルが和合したならば、神の呪いは一体どうなるでしょうか。ソロモンが酷い罪を犯したのですから、神罰としてユダヤは2つに分裂したままでいる悲惨を受けねばなりません。そのようにして神は罪に対する御自分の御怒りをまざまざと示されるのです。それゆえ、ユダ王とイスラエル王が争い続けているのは神の御心でした。