聖書の学び

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Ⅰ列王記7:2(続き)~3(2023/09/13)

 

【7:2】

『その長さは百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトで、』
 レバノン宮殿の『長さは百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビト』であり、これはつまり長さ44m、幅22m、高さ13.2mです。これはかなり大きい建物だったことが分かります。今の日本で分かり易く例えるならば、学校の体育館がこれに近いでしょうか。このレバノン宮殿は主の宮よりも大きく作られていました。

 

『それは四列の杉材の柱の上にあり、その柱の上には杉材の梁があった。』
 レバノン宮殿は『四列の杉材の柱の上にあり』、つまり宮殿は高くなっていました。これが『四列』だったのは、単に構造上の要請からでしょう。この『杉材』もやはりレバノン産だったはずです。

 

【7:3】
『また四十五本の柱―一列に十五本ずつ―の上の階段式脇間の屋根は杉材でふかれていた。』
 レバノン宮殿は『階段式脇間の屋根』の下に『四十五本の柱』があり、それは『一列に十五本ずつ』すなわち3列になっていました。これが「45」本だったのも、やはり構造上の必要性からだったはずです。聖書で「45」は何も象徴的な意味がありません。この柱も『杉材』であり、それはオリーブ材ではありませんでした。この柱における産地もやはりレバノンだったのでしょう。