【7:1】
『ソロモンは自分の宮殿を建て、十三年かかって宮殿全部を完成した。』
ソロモンは、主の宮以外に『自分の宮殿』をも作りました。どちらも「宮」と呼ばれますが、ソロモンのほうは王宮であり、宗教的な建物ではありません。ソロモンは王でしたから、自分の王宮を建てるのは自然なことです。ソロモン王宮は完成まで『十三年かか』りましたが、これは神殿のほぼ2倍の期間です。どうして王宮のほうが神殿よりも完成まで長くかかったのでしょうか。聖書はこの理由について何も示していません。このことをある人は批判的に見ています。ソロモンは主の宮よりも自分の王宮を重視したと見做すのです。しかし、どういった理由から王宮のほうが長い建設期間となったのか詳しくは分かりません。この「13」という建設期間の数字には何も象徴的な意味がありません。今の時代で「13」は一般に不吉な数字と見做されることがあり、今のユダヤ教で「13」は聖なる数字のようです。しかし、聖書からこの数字に何か象徴性を見出すことはできません。聖書で象徴性が与えられているのはその前後の数字、すなわち「12」と「14」です。
【7:2】
『彼はレバノンの森の宮殿を建てた。』
ソロモンは『レバノンの森の宮殿』をも建てました。これは先に見たソロモン王宮とは異なった宮殿です。ソロモンの王宮は主の宮のすぐ左側にありました。レバノン宮殿は、このソロモンの王宮の左側にあり、主の宮とは隣り合っていませんでした。ソロモン王宮とレバノン宮殿の間には、2つの広間(王座の広間/柱の広間)がありました。ですから、レバノン宮殿はソロモン王宮から2つ左に離れた場所にあり、主の宮からは3つ左に離れた場所にありました。