聖書の学び

聖書の学び

Ⅰ列王記12:31(2024/02/11)

【12:31】
『レビの子孫でない一般の民の中から祭司を任命した。』
 子牛の宮を建てたヤロブアムは、そこで子牛に仕える『祭司を任命』することもしました。これは二重の罪でした。まず一つは、偶像に仕える祭司を任命した罪です。聖書は祭司が神にこそ仕えるべきであり、偶像に仕えるべきだとは命じていません。また『レビの子孫でない一般の民の中から』任命するというのも罪でした。聖書は祭司職をレビ族だけに定めているからです。ヤロブアムがたとえレビ族の中から祭司を任命していても、これは罪となりました。何故なら、レビ族の祭司を偶像に仕えさせるというのは相応しくないことだからです。ヤロブアムの任命した祭司がどの部族の者だったかはここで詳しく書かれていません。任命した判断基準についても詳しく書かれていません。ただ分かるのはレビ以外の部族の者が任命されたということです。