聖書の学び

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Ⅰ列王記14:11(2024/03/08)

【14:11】
『ヤロブアムに属する者で、町で死ぬ者は犬がこれを食らい、野で死ぬ者は空の鳥がこれを食らう。』』
 ヤロブアムの王家が呪われて消し去られる際、『ヤロブアムに属する者で、町で死ぬ者は犬がこれを食らい』ます。これは町に犬が残されていたからです。神はヤロブアムの王家を神罰における直接的な対象としており、犬は罰せられるべき直接の対象ではありません。またヤロブアムの王家で『野で死ぬ者は空の鳥がこれを食ら』います。これもやはり鳥がヤロブアムの王家と共に罰せられるのではないからです。このように死体が犬や鳥に食われるというのは、実に惨めなことです。墓にさえしっかり納めてもらえないのです。しかし、「死体だったらどう取り扱われても別にいいじゃないか。」などと言う人も少しぐらいは存在するでしょう。このように言う人は、自分の死体はどうなっても構わないと思いますが、人間らしさを少し失っているのです。それは「どうせ糞になるのだから食物はどれも一緒だ。」などと言う人に似て、少しいい加減であると言わねばなりません。このようにヤロブアムに属する者の死体が悲惨となるのは、神から呪われた証拠です。もし呪いであるというのでなければ、どうして死体が蔑ろにされたりするでしょうか。