聖書の学び

聖書の学び

Ⅰ列王記14:11~12(2024/03/09)

【14:11】

『主がこう仰せられたのです。』
 この通り、預言者アヒヤを通してⅠ列王記14:7~11の箇所で『主がこう仰せられたので』した。人間の言葉であれば偽りや間違いがしばしばです。ダビデが『すべての人は偽り者だ。』と言った通りです。しかし、アヒヤを通して語られたのは神の御言葉でした。ですから、それは必ず成就するのです。『神は決して偽りを言われない。』と聖書で言われている通りです。実際、ここでの御言葉は全て成就されました。もし言われたことを成就されないのであれば、神は何かをすると言われなかったことでしょう。ヒゼキヤ王の場合など例外的なケースを除けば、確かにそうなのです。

 

【14:12】
『さあ、家へ帰りなさい。あなたの足が町にはいるとき、あの子は死にます。』
 子どもがどうなるか尋ねて来たヤロブアムの妻に対し、アヒヤはもう語るべき事柄を語ったので、『さあ、家へ帰りなさい。』とヤロブアムの妻に命じます。もうヤロブアムの妻がアヒヤのもとに留まる意味はないからです。せっかくアヒヤのもとに行ったのに、このような結果となったヤロブアムの妻でした。この時の彼女は「そんな!」などと思って驚き悲しんだでしょうか、それとも「やっぱり・・・」などと思って悲しみを更に深めたのでしょうか。彼女がどのように思ったかは分かりませんけども、いずれにせよ彼女が最悪だと感じたことは間違いありません。ここでアヒヤが言っている通り、ヤロブアムの妻が足を町に入らせたならば、子どもは死んでしまいます。アヒヤは神から教えられて、子どもがこのようになることを知っていました。ですから、神はアヒヤがここで言った言葉を地に落とされませんでした。実際、本当に『あなたの足が町にはいるとき、あの子は死』んでしまいます。こうして彼女が家に帰る歩みは最悪となりました。