聖書の学び

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Ⅰ列王記14:31~15:2(2024/03/27)

【14:31】
『彼の子アビヤムが代わって王となった。』
 南王国ユダの王は世襲制だったので、レハブアムが死んでからは、『彼の子アビヤムが代わって王とな』りました。このアビヤムはユダにおける二代目の王であり、サウルから数えれば5代目の王となります。このアビヤムの祖母はアモン人でした。

 

【15:1~2】
『ネバテの子ヤロブアム王の第十八年に、アビヤムはユダの王となり、エルサレムで三年間、王であった。』
 アビヤムが王となったのは、『ネバテの子ヤロブアム王の第十八年』目でした。ヤロブアムとレハブアムはほとんど同時期に王となりましたから、レハブアムは治世の18年目ぐらいで死んだことが分かります。この「18」という数字に象徴性は全くありません。「14」であれば象徴性があったかもしれません。このアビヤムが王であったのは『三年間』でした。神が3年の間だけアビヤムを王として立てておられたのです。聖書で「3」は確認また強調の意味を持ちますが、ここでの「3」(年間)は特に意味を持っていないはずです。たとえ短い治世だったとしても、その王が呪われていたとは限りません。祝福された王であっても、定めにより短い治世でしかない場合があるはずです。このアビヤムの場合、呪われていたからこそ短い治世しか与えられなかったはずです。すぐ後に見る通り、アビヤムが呪われていたのは明らかです。