聖書の学び

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Ⅰ列王記22:7、8(2024/09/18)

【22:7】
『ところが、ヨシャパテは、「ここには、私たちがみこころを求めることのできる主の預言者がほかにいないのですか。」と言った。』
 アハブに対して預言者は答えましたが、ヨシャパテは他の預言者がいないのかと言います。ヨシャパテはアハブに答えた預言者たちの答えに満足しなかったのです。これは恐らく、この預言者たちが「主はこう仰せられる。」と言わなかったからなのでしょう。真の預言者であれば「主はこう仰せられる。」と言うはずだからです。もし彼らがこう言っていたとすれば、ヨシャパテもこのようにアハブに言っていなかったでしょう。このようにしてアハブは約400人の預言者たちにより惑わされました。これはアハブの邪悪さが罰されるためでした。

 

【22:8】
『すると、ヨシャパテは言った。「王よ。そういうふうには言わないでください。」』
 アハブがミカヤを憎んでいると言ったのに対し、ヨシャパテは『そういうふうには言わないでください。』と応じます。つまり、アハブがミカヤを憎むのはとんでもないことだ、と言いたいのです。何故なら、ミカヤは正しい預言者だったからです。アハブがミカヤを憎むのは、実に忌まわしいことでした。何故なら、ミカヤは神に立てられた預言者だったからです。このようなミカヤを憎むのは、ミカヤを立てられた神を憎むのも同然です。誰もこのアハブのように神に立てられた正しい者を憎むべきではありません。それはソロモンがこう言っているからです。『正しい者を憎む者は罪に定められる。』