聖書の学び

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Ⅰ列王記22:14(2024/09/24)

【22:14】
『すると、ミカヤは答えた。「主は生きておられる。主が私に告げられることを、そのまま述べよう。」』
 使いの者が求めたことに対し、ミカヤは『主が私に告げられることを、そのまま述べよう。』と言って反対しました。主の御言葉をそのまま告げるというのが、真の預言者として為すべきことだからです。人間に合わせて語るというのは預言者として相応しくありません。そのようにするのであれば、預言者である意味が無くなってしまいます。もしミカヤが使いの者に言われた通りにするぐらいなら、ミカヤは死んだほうがましだと思えたでしょう。実際にミカヤは死を選んでいたかもしれません。そのぐらいの使命感を預言者は持たねばならなかったのです。ですから、ここでミカヤは『主は生きておられる。』と言って神の御前で誓っています。これは何が何でも主の御言葉をそのまま述べるということです。こうして使いの者の求めは虚しく退けられました。