聖書の学び

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Ⅰ列王記18:30(2024/05/30)

【18:30】
『エリヤが民全体に、「私のそばに近寄りなさい。」と言ったので、民はみな彼に近寄った。』
 バアルの預言者たちがどれだけ頑張ってもバアルから応答を得られませんでしたから、彼らは意味の無い行ないをしただけでした。これから彼らがまた何かをしても、どうせ状況はいつまでも変わらないことでしょう。ですから、今度はエリヤが神を呼ぶ番となりました。すなわち、今度はエリヤが生贄に神から火を付けてもらう儀式となりました。その際、エリヤは『私のそばに近寄りなさい。』と言って『民全体』を自分に近寄らせます。これはこれからエリヤがすることを民によく確認させるためです。エリヤには自信があったはずです。そしてエリヤがこれから行なう儀式は非常に重要な意味を持ちます。だからこそ、エリヤはしっかりバアル崇拝者たちにこれから行なわれる事柄を見せようとしたのです。もし遠く離れていれば、確認できることも確認しにくくなるか、確認できなくなってしまうからです。