聖書の学び

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Ⅰ列王記18:30(2024/05/31)

【18:30】
『それから、彼はこわれていた主の祭壇を建て直した。』
 エリヤの時代には『主の祭壇』が『こわれてい』ました。祭壇がこのようになっているのは、致命的に悲惨な状態でした。何故なら、この祭壇において神への犠牲が捧げられるのだからです。その犠牲として捧げられる動物は、真の犠牲であられるイエス・キリストを指し示していたのです。つまり、この時代のイスラエル人は神のことなど本当にどうでもいいと思っていたことが分かります。彼らにとって何よりも重要なのはバアルでした。この『主の祭壇』が置かれていたのはカルメル山です。この山でイスラエル人はかつて神への生贄を捧げていたわけです。しかし今となっては…。エリヤはこの壊れていた祭壇を『建て直し』ました。何故なら、イスラエルにおいて主の祭壇が壊れていたままであるのはとんでもないことだからです。真の聖徒であれば、主の祭壇を建て直すべきでした。もし壊れたまま放置しておくならば、神のことなど気にしていないことになるからです。