聖書の学び

聖書の学び

Ⅰ列王記6:12~13(2023/08/28)

【6:12~13】
『「あなたが建てているこの神殿については、もし、あなたがわたしのおきてに歩み、わたしの定めを行ない、わたしのすべての命令を守り、これによって歩むなら、わたしがあなたの父ダビデにあなたについて約束したことを成就しよう。わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、わたしの民イスラエルを捨てることはしない。」』
 神は、もしソロモンが敬虔に歩むならば、ダビデに言われた約束を成就すると言われます。それはⅠ列王記2:4の箇所で書かれていた約束です。つまり、ソロモンがしっかり御前に歩むなら、神はダビデから続く王家をいつまでも存続させて下さいます。これは神が敬虔な者を喜ばれ恵んで下さるからです。十戒でも示されている通り、神は敬虔な者に対する御恵みを、その子孫に対しても注いで下さいます。ここで『おきて』『定め』『命令』と言われているのは、どれも律法を指します。つまり、ここでは律法が3回重ねて書かれることで強調されています。これは律法および律法を遵守することが非常に大切だからです。この通り、神の御前に正しく歩むならば報いが伴います。これは今の時代でもそうです。ですから、私たちは主の御前で敬虔に正しく歩むべきなのです。

 

 神はまた、ソロモンが敬虔に歩むなら、更に幸いを与えると約束しておられます。その約束とは、ソロモンが正しく歩んだら神は『イスラエルの子らのただ中に住み』、その『民イスラエルを捨てることはしない』ということです。神は正しい者と共にいて下さいます。支配者であるソロモンが敬虔に歩めば、神の子らであるイスラエルの民衆も倣い、敬虔に歩もうとするでしょう。ですから、ソロモンが敬虔であれば神は『イスラエルの子らのただ中に住』んで下さるのです。また神は正しい者に対して誠実であられます。何故なら、神は人の態度に応じる御方だからです。ソロモンが正しく歩めば民衆も正しく歩むでしょうから、その場合、神が『民イスラエルを捨てることはしない』のです。この通り、御前で正しく歩むならば神が共にいて下さり、神から捨て去られることもありません。これはいつの時代でもそうです。ですから、私たちは御前で正しく歩むべきなのです。