聖書の学び

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Ⅰ列王記21:29(2024/09/09)

【21:29】
『しかし、彼の子の時代に、彼の家にわざわいを下す。」』
 アハブが真に悔いたので、神はもうアハブに災いを下されません。しかし、その代わり、神はアハブ『の子の時代に、彼の家にわざわいを下す』こととされました。神の憤りは罰することを求められます。ですから、アハブに罰が下されないとすれば、本来であればアハブに下されるはずだった罰は、その子孫に持ち越されるわけです。このようにアハブは災いを受けないので、何とか良い状態となりました。しかし、その代わりに子孫が悲惨となります。その災いが下されるのは、アハブの子だけというのでなく、アハブの『家』全体に対してです。つまり、アハブの子だけでなくアハブ王家に属する者であれば誰でも罰せられるというわけです。

 

 神は、そもそも最初からアハブに災いを下すつもりがありませんでした。何故なら、神はアハブが悔いることを予め知っておられたからです。神は、最初からアハブの子孫たちにアハブが受けるべきだった災いを下すつもりでおられました。ですから、アハブが悔いて災いを受けないため、先に見たあのような呪いを告げられたわけなのです。神はこのようにすることがある御方です。ヒゼキヤ王に対しても神はこうされました。