【7:40】
『さらに、ヒラムは灰つぼと十能と鉢を作った。』
ヒラムは更に『灰つぼと十能と鉢』をも作りました。ヒラムが作ったといっても、確かにヒラムが作ったものの、それはヒラム自身の力によりません。何故なら、ヒラムに青銅細工の賜物を与えたのは神だからです。もしヒラムが神から恵みを受けなければ、このような物を作ることはできなかったでしょう。全ての良い事柄は神の御恵みによるのです。これらの物が作られたのは、祭壇で焼かれた生贄の灰を処理するためでした。宮には多くの人が来ますから、祭壇では多くの灰が必然的に生じることとなりました。その灰を処理しないままにすることはできません。また処理するにしても、いい加減なやり方は決してできません。ですから、灰のためにこのような道具がしっかり作られたわけです。これらは灰を処理する道具だといっても、決して手抜きされたりはしなかったでしょう。宮に関わる物はどれも重要だからです。この『灰つぼと十能と鉢』も、やはり最高級の素材と卓越した技術により作られたはずです。
『こうして、ヒラムは主の宮のためにソロモン王が注文したすべての仕事を完成した。』
ここまでに書かれたのが、ヒラムの作った物の数々でした。それらはヒラムが自分自身により作ったわけではありません。それは『ソロモン王が注文したすべての仕事』だったからです。これらの制作にどれぐらいの時間がかかったかは分かりません。かなりの時間がかかったと思われます。神の宮に関する物を手抜きするわけにはいきません。良い物にはしばしば多くの時間が費やされるものです。ですから、これらの物がすぐさま作られたということはなかったかもしれません。しかし、これらの制作時間が分からなかったとしても致命的な問題は生じませんから、その点で心配する必要はありません。このようにしてヒラムとその仕事は、聖書で永遠に記録されることとなりました。宮の仕事を行なうためヒラムは神から特別に選ばれていたのです。ヒラムが宮のために行なった仕事は重要な仕事でした。