聖書の学び

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Ⅰ列王記19:7~8(2024/06/18)

【19:7~8】
『それから、主の使いがもう一度戻って来て、彼にさわり、「起きて、食べなさい。旅はまだ遠いのだから。」と言った。そこで、彼は起きて、食べ、そして飲み、この食べ物に力を得て、四十日四十夜、歩いて神の山ホレブに着いた。』
 先に御使いがエリヤを起こしてから、御使いはエリヤから離れていました。ですから、エリヤは起こされてから一人だけで飲み食いしました。しかし、この御使いは、エリヤが横になってから、また『戻って来』ました。御使いがエリヤからどれぐらいの間、離れていたかは分かりません。

 

 御使いが戻って来たのは、エリヤにまた飲み食いさせるためでした。エリヤは神から備えられたパン菓子と水をまだ全て飲み食いしていなかったのです。エリヤが既にどれぐらいの量を飲み食いしていたかまでは分かりません。エリヤがパン菓子と水を全て飲み食いすべきだったのは、力を付けるためでした。というのもエリヤはまだ旅を続けねばならないからです。空腹であれば力も失せたままですから、エリヤはしっかりと飲み食いすべきだったのです。このように御使いは言いましたが、このように言ったのは御使いというよりも寧ろ神です。何故なら、神が御使いに命じてエリヤにこう言わせたのだからです。こうして飲み食いしたエリヤは、『歩いて神の山ホレブに着』きました。この『神の山ホレブ』とはモーセが神から十戒を授かった場所であり、シナイ半島の南にあり、ベエル・シェバからかなり南に離れています。ここまでエリヤは荒野を通り歩いて行ったのです。もうこの時に若い者はベエル・シェバに残されていますから、エリヤはただ一人で移動したことが分かります。

 

 この時にエリヤが移動した期間は『四十日四十夜』でした。これほどの日数を移動するのは人間業だと言えません。しかし、エリヤはそのようにしました。つまり、神がエリヤに長く移動することの出来る驚くべき素晴らしい力をお与えになったのです。もし神から力を受けなければ、エリヤは数日で倒れてしまった可能性もあるでしょう。この期間は「40」ですから、つまりエリヤの移動した期間が十分だったことを示しています。キリストが荒野におられた期間も「40」日間でした。モーセが神の御前にいた期間も同じく「40」日です。この「40」は聖書で<十分な期間また量>であることを意味していますから、忘れないようにすべきです。